ハレの日の京町家 (調査・改修提案)
商売を営んでいた町家の改修プロジェクトです。
町家は本来、沢山の家族が集まって食事を楽しむのに適した空間です。
お食い初め、節分、七夕、お月見、年越しそば、お正月、ひな祭り… 等
歳時記に沿った家族・人・町がつながるハレ日の催事場を提案します。
表屋造りの大型町家、蔵、前栽等、魅力的な空間を前の住まい手がきちんと残されていました。
このプロジェクトでは、主屋を町家本来の形式を尊重した大広間として、
奥庭は廊下で区切ることにより前栽と対比的な使えるニワを計画しました。
建物の実測調査、土地の歴史を調査を通して、今に生きる町家の活用方法を模索しました。
ハレの日の町家 改修工事(unbuild)
用途 :飲食店(元呉服屋)
築造年 :明治元年以前(推定)
規模 :主屋(木造2階伝統工法)、水廻り、蔵
敷地 :322 ㎡
建築面積:180㎡
延床面積:287㎡
仕上 :土壁、漆喰、畳、瓦